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ようこそ!市長室へ(08)「子育てと賑わい」

更新日:2013年10月29日

子育てと賑わい


「子育ての悩みで孤立させません」
3年前に掲げた私の公約です。以来、子育ては私の最も重要な政策の一つとなっています。「いじめ防止」「キッズクラブ」「日本一子どもに寄り添う小中教育」「英語を活用したコミュニケーション力向上」「空調設備などの環境整備」等々。更には、胎児期からの子育て支援を目指す、仮称「マイナス10ヶ月からの子育て」について検討を始めています。
 一方、「可児駅前の賑わいづくり」が、何十年来の課題となったままです。平成11年12月公表の可児市中心市街地活性化基本計画には、可児駅東複合施設の整備が位置付けられています。しかしながら、年々乗降客数が減少している現状で、可児駅前への民間の大きな投資は望めません。計画に想定されている行政サービスでは賑わいに結びつきません。いくつかの先進駅前施設にも出向きました。国庫補助が充実している生涯学習センターや図書館機能が多いのですが、なかなか賑わいに結びついていないようです。
 この二つの大きな課題をずっと考え続けてきた訳ですが、ある時この二つが、私の中で一つになりました。子育て機能を集約した空間が可児駅前に誕生したら…。

 妊婦さんやママ・パパの交流。健康診査、育児相談、教育相談。乳幼児がのびのびと過ごせるキッズスペース。子どもは絵本、ママは育児書などを楽しめる図書機能。それだけでも日平均数百人の集客を見込めます。さらに、健康スタジオに訪れる高齢者と親子との世代間交流ができないでしょうか。子育てボランティアさんの活動の場もあればと思います。

 集客があれば、駅を利用する方なども含めた食事の場もできるでしょう。地域の皆さんによる青空市場や趣味の露天商、賑わいを盛り上げるイベントも楽しいです。
 「子育て・健康・賑わい」をキーワードとする駅前スペース。子どもたちの元気な声、手を繋いで歩く親子の微笑ましい姿、それを見守る高齢者の優しい眼差しが、可児市の玄関を明るく、賑やかにしてくれることと思います。


可児市長 冨田成輝


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