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ようこそ!市長室へ(75)子育て力は大切な地域力

更新日:2020年2月28日

 資源の乏しい日本が、世界に誇る文化を築き上げ、長い歴史を刻んで、先進国としての歩みを続けてこられた最大の理由─。それは、人こそが我が国の貴重な資源と捉え、国を挙げて、地域を挙げて、子育てや教育に取り組んできた成果だと言われています。
 可児市においても、多くの自治会や市民ボランティア団体の皆さんが、子育てに取り組んでいただいていますが、開館からもうすぐ2年を迎える「子育て健康プラザ・マーノ」も、その拠点機能を担いつつあります。
 木のぬくもりを感じさせる「絆る~む」には、朝からたくさんの親子連れが訪れます。「ここに来ると、たくさんのおもちゃがあり、同世代のお友達と譲り合いながら楽しむなど、家で遊んでいるだけでは体験できない、色々な刺激があって嬉しい。」「子どもを通じて、ママ友も出来るところがいい。」など、「絆る~む」は、子育て中のお母さんやお父さん、そして子育てをしている方みんなにとって、ほっと一息ついて子どもと向き合える、そんな場所になっています。子育てに少し疲れた時、ぜひリラックスしに来てほしいと思います。
 各地区センターなどで開催される子育てサロンでは、主に同じ地域にお住いの皆さんとの交流、そして普段はマーノでの交流、どちらも、親にも、子どもの成長にとっても貴重な機会となります。
「市民支援室」は、子育てや健康に関わるボランティアの皆さんの拠点であり、子育ての心配事などを気軽に相談できる場所です。少しずつ利用者も増えてきました。一人で悩まず、話を聞いてもらうだけですっきりできることもあります。まずは気軽にのぞいてみてください。市民支援室は、いろんな方々とのコミュニケーションを大切にしながら、さまざまな機会をとらえて、マーノのにぎわいづくりにも積極的に取り組んでいます。
 このような取り組みを通じて「絆る~む」などを利用する親子をはじめ、1階の「健康スタジオ」を利用する高齢者の方たち、夕方には「中央児童センターにこっと」などを利用する小中学生、そして高校生の勉強の場として、マーノは一日中、幅広い年齢層の方たちでにぎわっています。マーノの存在は日に日に大きくなってきていると感じます。
 幼い頃に、そして思春期に、親しんできたマーノを、大人になって我が子と利用する。マーノが、市民の皆さんの成長とずっとつながり寄り添っていく、そんな施設になってほしいですね。

 可児市長 冨田成輝

添付ファイル

子育て力は大切な地域力(pdf 1067KB)