更新日:2020年2月1日
「消滅可能性都市」という言葉が話題になったこと、皆さん記憶にあると思います。2040年までに消滅する可能性があると日本創生会議が指摘した、全国896自治体のことです。
幸いにも可児市はリスト入りしませんでしたが、人口減少が避けられない時代では、市の魅力を発信し、知名度を高めていくことの大切さを、改めて考えさせられました。
昨年秋に、NHKの「クローズアップ現代+(プラス)」をはじめとする全国放送のテレビ番組で、本市の取り組みが、全国の先進的モデルとして、取り上げられました。外国籍の子どもたちの教育に取り組む現場の姿が紹介されたものです。言葉や文化の違いなどで苦悩する外国籍の子どもたちの姿、それをなんとか支えようとする教師をはじめ関係者の姿に、多くの共感が寄せられました。
可児市でも、出入国管理などの改正法が施行された平成2年から、外国人労働者が急増しました。さらに、昨年の改正で、外国人の受け入れが拡大され、市内の外国籍市民も一層増加し、過去最高となっています。
国政の大きな転換は、外国人の生活の場となる市町村にこそ、大きな影響が及びます。文化の違いやコミュニケーション不足から起こる、地域住民とのトラブルなどを、どのように解決していくのか。国籍の違いに関係なく、全ての市民が安心して暮らしていけるまちづくりをどう進めていくのか。手本も教科書もない中で行ってきた本市の長年の取り組みが、課題は多いものの、一定の評価をいただきました。
また、小池都知事から依頼があり、都庁マネジメント本部で、可児市の子育て施策を説明し、意見交換する機会をいただきました。東京都の長期構想策定に資するのだそうです。その他にも、全国市長会の「外国人受け入れ問題に関する検討会」委員に就任し、可児市の施策について説明させていただくなどの機会が増えました。
先月19日から放送が始まった大河ドラマ「麒麟がくる」。全国から来市される多くの皆さんに、可児市の良さを知っていただく絶好のチャンスでもあります。「可能性あふれる児のそだつまち、おだやかにくらせるまち」。そんなキャッチフレーズを掲げて、新たなシティプロモーションに取り組んでまいります。
可児市長 冨田成輝
添付ファイル
可児市らしさをプロモーション(pdf 1238KB)