更新日:2013年4月26日
豪雨災害~あの日を忘れない~
清清しい五月晴れの季節を迎えました。同時に、梅雨近しです。そして、私たちが忘れてはならない「あの日」、7・15豪雨災害。犠牲になられた3人の方々と、平成11年にも豪雨で尊い命を亡くされた方に思いを馳せます。
2年続いた豪雨災害も昨年はありませんでした。今後も水害のないよう願う一方で、万が一のための準備、心構えを、この時期に再確認しておきたいものです。
自宅は浸水や土砂災害の危険があるか、避難が必要か、どこに避難するのか、避難経路は、夜間ならどうする、子どもの迎えは、勤務先や学校からの帰宅経路は安全か、等々万が一に備えて家族皆で、しっかり確認をしておきましょう。
また、災害時に助けの必要な方が、近所に住んでみえるのか、その人を誰が支援するのか、連絡はどうするのか、なども話し合ってほしいと思います。
コミュニティ放送局「FMらら」も、災害時には大切な情報源です。ラジオがあれば、最新情報を即時に入手できます。車での移動中も、意外と遠くから電波をキャッチでき情報を入手できます。一度試してみて、通行止めや経路の確認などに役立ててください。そのためには、日頃から放送を聴く習慣を身に付け、「FMらら」の周波数76・8MHzを、『災害に強く76・8』と覚えておいてください。
このような、水害への備えを年に1回、市民皆で確認するため、水防訓練を実施しています。毎年梅雨入り前の6月第1日曜に行います。今年は、6月2日です。ぜひ参加いただきたいと思います。
災害などの非常時には互助が不可欠なことは、東日本大震災でも立証されました。行政は限られた人員で、人命に関わるような被害に集中しなければなりません。そのため、日頃から、地域活動、自治会活動に参加して、コミュニティの一員としての絆をつくっておく努力も大切です。
昨年、多くの市民のご協力により完成した「自然と人との共生モニュメント」。傍らに植樹した「しだれ桜」が、今春、花を咲かせてくれました。二度と悲惨な犠牲を出さないことを、祈ってくれているように思いました。
市長 冨田成輝
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