本文にジャンプします

ようこそ!市長室へ(23)可児市版地方創生スタート

更新日:2015年4月1日

 4月はフレッシュシーズン。学校や職場に新顔が加わり、穏やかな日差しと相まって、私たちの気持ちもリフレッシュします。市役所にもニューフェースが仲間入りして、新年度がスタートしました。まだまだ戸惑うこともあって、窓口などで市民の皆さんにご迷惑をお掛けしないかと心配ですが、温かい眼差しをぜひお願いします。
 市の新年度一般会計予算は、前年度比8億8千万円増で、過去最大となりました。その中には、小学校エアコン整備費約6億4千万円、可児駅前公共用地買戻し約5億9千万円などがあります。その他にも、可児駅自由通路整備や昭和58年豪雨災害跡地の活用など、従前からの懸案を着地させる事業が含まれています。
 財政指標としては、財政基盤の強さを示す財政力指数、財政の自立性を示す自主財源比率、財政構造の弾力性を測る人件費比率、将来世代の負担となる借金返済を示す実質公債費比率など、いずれも良好な財政指数を維持しています。
 一方で、人口減少、少子高齢化社会のなかで、市民が安心し、魅力を感じて住み続ける「住みごこち一番 可児」をめざす取り組みも本格化します。
 「Kプロジェクト」と総称する、チャレンジングな事業群は、事業の本格化に向けて、既に一期目の市長就任以来取り掛かってきた一方で、財源となる基金の造成や外部資金の導入を進めてきたものです。さらに、国の「地方創生」という追い風に、うまく乗っていきたいと考えています。
 まずは、可児市の人口ビジョンをつくります。その中では、将来人口はもちろん、出生率や転入転出動向なども、目標として定めていきます。その上で、その目標を達成するための可児市版総合戦略を立案し、可児市の目指す地方創生の姿を明らかにしていきます。
 地域間競争といわれます。それは、新たな地方の姿を創り生み出すための、知恵の競争であるはずです。それぞれの地域の資源を磨き上げ、弱点を補い、市民の力で新しい社会の仕組みを創り出す知恵比べです。同時に、地方が互いに切磋琢磨しながら、補完連携し合うものでなければなりません。
 日本中の各地域が、これからさまざまな知恵を出してくれると思います。とても楽しみです。そんな中で、可児市ならではの独創性豊かな戦略を、皆さんと一緒に創りあげたいと思っています。

 可児市長 冨田成輝

添付ファイル