本文にジャンプします

ようこそ!市長室へ(86)「麒麟がくる」裏話

更新日:2024年1月23日

 3年前の平成30年4月、明智光秀を主人公とするNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の制作が発表されました。
 これまで裏切者の代名詞のように扱われていた光秀が主役として描かれる。しかも、光秀生誕地可児市説を推す小和田哲男先生が時代考証される。また、若き武将達の群雄ドラマ、光秀を巡る女性達の愛情ドラマなど、今までの大河ドラマと異なる設定も女性や若者を引き付けるのではないか。可児市の知名度を高められるのではないかと期待が大きく膨らみました。
 そして、開園後最大のリニューアルが平成31年3月に計画されていた花フェスタ記念公園は、まさに明智荘の一角にあり、明智城跡とは目と鼻の先。ここに大河ドラマ館を設置して、全国から多くの人を迎えることができれば、大河ドラマ終了後も可児市の情報発信拠点として、一過性に終わらない観光PRができると考えました。
 最大の関心事であり心配事は、「大河ドラマの中で、光秀の故郷がどのように描かれるのか」でしたが、それが杞憂であることが判明したのが、令和元年7月19日に訪問した大河ドラマの撮影現場でした。出迎えてくれた中野亮平プロデューサーの一言、「ここが明智荘です」。主演の長谷川博己さんは「ぜひ一度現在の明智荘を訪ねたいですね」。石川さゆりさんは「明智荘の人たちは、戦国時代なのにとっても穏やかに暮らしているんですよ」。出演者の皆さんにお会いし、不思議と安心しました。
 実際に大河ドラマの中で明智荘は、人々が穏やかに暮らし、誰もが分け隔てなく接し合う、人間愛に溢れた場所として描かれ、可児市が目指している「おだやかに暮らせるまち」のイメージそのものでした。
 花フェスタ記念公園のリニューアルが一段落し、大変賑わっている中で、令和3年5月16日に大河ドラマ館は「明智荘の館」として再登場しました。
 今は、新型コロナの影響で本格的なPRは自粛していますが、ここを拠点に全国に向けて可児市のシティプロモーションを仕掛けていきます。

 可児市長 冨田成輝

 

添付ファイル

 ようこそ!市長室へ(86)「麒麟がくる」裏話(pdf 190KB)