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ようこそ!市長室へ(47)きれいなまちで安全・安心に暮らそう

更新日:2017年4月27日

 「ごみが散らかっていたり、落書きが多く、すれ違っても挨拶されないところは、他人や地域に無関心な町だから、狙い目だ」と、空巣の常習犯だった人から聞きました。道路脇や公園、家々にきれいに花が植えられ、ごみもなく、挨拶が交わされる、そんな地域は、気持ちがいいものですよね。
 市内では、小中学生、企業、自治会、ボランティア団体など多くの方々が地域を清掃してくれています。また、年に2回行われる花いっぱい運動では、小さい子から年配の方まで、協力して地域をきれいにします。
 可児署管内では、ピーク時に比べて刑法犯は約30%に、少年非行は約6%まで減少してきています。地域をきれいにして、安全・安心なまちづくりを進めましょう。
 本市には、ロードサポーターとボランティア清掃の2つの制度があります。ロードサポーターは、市が管理する道路の除草や清掃などをしてくれる団体で、活動費用の一部を市が負担します。現在36団体が活動してくれています。ボランティア清掃は、公共の場所を清掃する団体や個人にボランティア用のごみ袋をお渡しし、集めたごみの処理は市が行います。市だけではとても無理なので、より多くの皆さんのご協力をお願いしたいと思います。
 そんなボランティア団体の1つ「鳩吹山を緑にする会」の皆さんにお話を伺いました。大火災を被った鳩吹山に植樹をしようと、昭和63年に結成されました。現在では国道41号の清掃活動や、帷子・薬王寺の希少植物保全などの活動をされ、今年で結成30周年です。
「月1回、国道41号の清掃をしていますが、なかなかごみが減りません。以前、大雨で側溝にごみが詰まって、帷子インターの辺りが浸水してしまいました。災害を防ぐためにも、少しでも地域がきれいになればと願って、ごみ拾いを続けています」会員には外国籍の方もおられ、一緒にボランティア活動をされています。
 サッカーワールドカップで、日本が負けた試合後に、応援席のごみ拾いをしていた日本人サポーターの姿が、世界から賞賛を受けました。ごみ拾いをする他国のサポーターも出てきたそうです。「自分たちの地域を自分たちの手できれいにする」そんなことが、可児市では、当然の日常になっていけば素晴らしいですね。


 可児市長 冨田成輝

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