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ようこそ!市長室へ(40)市民参加で「可児市観光グランドデザイン」をすすめましょう

更新日:2016年8月29日

 スポンジの刀を手に、はしゃぎまわる子どもたち。私の幼い頃と随分様子は違いますが、楽しいことに変わりはないようです。今年、大人気の「チャンバラ合戦IKUSA」は、可児市に多く残る城跡の歴史を、子どもたちの楽しい思い出とつなげたいとの企画です。そして、これも「観光グランドデザイン」に位置付けた事業の一つです。
 昨年度1年をかけ、策定委員会をはじめ市民の皆さんと話し合いながら「観光グランドデザイン 本編」を策定しました。可児の魅力を磨き、市内外に発信する重要施策の一つです。その中で、柱となる7つの地域資源を挙げています。
 「I美濃桃山陶の聖地」では、美濃桃山陶の世界を旅し、本質に触れていただけるように、旧荒川豊蔵邸周辺の整備や、可児郷土歴史館の改修などを行います。
 「II戦国城跡巡り」では、手つかずの城跡が残る可児の歴史を知り興味を抱いてもらうため、ホームページの作成や市民団体と協力して各城跡を活用した地域づくりなども進めます。
 「III木曽川左岸・鳩吹山周辺 癒しの空間」では、木曽川や鳩吹山周辺の美しい自然で安らぎと癒しを体験できるよう、土田渡の多目的広場の整備や散策コースの設定などを行います。
 その他、平成30年春開館予定の可児駅前の子育て支援等拠点施設を中心とした「IV児駅前賑わい空間」、四季を通して魅力を持つ公園を目指す「V花フェスタ記念公園」、アーラを中心におしゃれな空間にする「VIアーラエリア」、先月お話した「VIIゴルフツーリズム」の7つです。この計画の特色は、市民、企業、行政が協働で地域資源の磨き上げを進めていくことであり、観光資源を活用した地域づくりと言えます。
 本市には、本物の歴史遺産、本質を究めた奥深い文化芸術、豊かな自然環境など魅力のある資源が数多くあります。子どもたちにこれらを知ってほしい、資源を活用して皆さんに可児で楽しく過ごしてもらいたい、サービス産業を活性化させたい、これらの思いがこの「観光グランドデザイン 本編」には込められています。
 10月には山城の魅力を体験していただく「山城に行こうin可児2016」や美濃桃山陶の聖地を感じていただく「第二回随縁に集う」を開催します。ぜひこの機会に参加し、あらためて可児の良さを感じてみてはいかがでしょうか。
 市民の皆さんが、市の魅力づくりに参加し、楽しみ、にぎわう。そうした「かに暮らし」を、全国に情報発信していきたいと思います。


 可児市長 冨田成輝

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