本文にジャンプします

ようこそ!市長室へ(11)「初めてのネーミングライツ」

更新日:2014年1月28日

「初めてのネーミングライツ」


 寒い日が続くと麗らかな春の到来が待ち遠しいです。そして、春と一緒にやってくる運動公園スタジアムのオープンを楽しみにしておられる方も多いと思います。

 このスタジアムに「KYB」のタイトルが掲げられることになりました。可児市初のネーミングライツ(公共施設への命名による支援)にご応募いただいたものです。年5百万円3年契約で、毎年の維持管理経費に当てさせていただきます。県内初の全面人工芝などスタジアムの特性や、市のスポーツ振興支援などを、しっかりとご評価、ご理解いただき、本当に感謝しています。

 地方自治体の財政難を背景に、ここ5年くらい前から、全国的にネーミングライツの取り組みが盛んになっています。大阪府の泉佐野市では、市の名称そのものを売りに出して、物議を醸しました。真意は市の財政難の広報だったようです。行財政改革といえども、市の公共性というものをしっかりと認識した上で、進めなければならないということだと思います。

 本市でも、広告、イベント協賛、資産売却、国や県からの補助金確保など、いわゆる外部資金の確保を積極的に進めています。市への寄附金も、従来の年平均9百万円程度から、ここ2年間は、3千万円を超えるようになりました。平成24年から始めたふるさと応援寄附金制度が大きく貢献しています。ご寄附いただいた皆様に厚くお礼申し上げます。

 株式会社ケーブルテレビ可児の株売却収入約4億2千万円は、小中学校のエアコン設置費用の原資に活用させていただきます。

 大切なことは、税金など貴重な財源を市民福祉の向上に有効に活用することです。議会や監査のチェックをいただくのと併せて、市民目線でのご意見をいただく、事業評価市民委員会もこの一環です。3年間で一通りの事業をチェックいただきましたので、また新たな形でスタートしたいと、現在検討を進めています。

 スタジアムは、野球、サッカー、グラウンド・ゴルフなどのスポーツの他、いろいろなレクリエーションにも使えます。周辺には、健康器具を配置した周回コースがあって、楽しく散策、ジョギングすることもできます。大切な財源を費やす施設です。市民の皆さんにどんどん使って欲しいと願っています。


可児市長 冨田成輝


添付ファイル