更新日:2014年3月21日
「選ばれる可児市へ」
プロサッカーチーム「FC岐阜」に、ラモス瑠偉監督、川口能活選手、三都主アレサンドロ選手というビッグネームが加入し、大きく報道されました。県民の期待も高まっています。入団会見の映像で、彼らの胸に「NGK NTK 日本特殊陶業」の名が冠されていたことに気付かれたでしょうか?自動車部品製造の世界的企業である日本特殊陶業株式会社が岐阜県(可児市)に立地したご縁で、スポンサーになっていただいたということです。
同社は4月から、当市の二野工業団地でスパークプラグの部品を製造する新工場を稼働させます。そこには、将来的に数百人の社員が勤務します。工場建物などには約280億円もの資金が投入され、雇用・地域経済の活性化に大きな効果が期待できます。
同社のほか、この3年の間で、KYB株式会社、株式会社バロー(同社もFC岐阜のスポンサーになってくれました。)、株式会社メトーカケフ、オオサキメディカル株式会社などの優良企業から立地先に選んでいただきました。企業立地奨励制度の充実や、交通の利便性、安全性、優良な労働力など、可児市進出の優位性を訴え、企業誘致活動を積極的に行ってきた成果です。
人口、税収ともに右肩上がりの時代は終わりました。一方、高齢化や公共施設の老朽化により、社会保障費や維持管理費が、今後さらに必要となります。安全安心に暮らし、元気に学び、働き、健康で日々を過ごすためには、経済的な活力は欠かせません。
最近、新たな立地企業や拡張した工場に勤める人たちによる、借家契約が増えているという声を耳にします。企業立地や市内企業の頑張りは、市民の働く場所が増えるばかりでなく、新しい市民の増加にも繋がります。市内での消費が増え、スポーツ、文化、ボランティアなど、様々な活動が盛んになれば、税収や雇用の増加だけでなく、まち全体に活気・活力が生まれます。
企業立地や既存産業の支援などの産業活性化施策は、大切な本市の魅力づくりの一つです。ご高齢の皆さんにも、次代を担う若い世代の皆さんにも、安心して可児市に住んでいただかなければなりません。地域の経済力は、地域の福祉力を支える糧だと思います。
可児市長 冨田成輝
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