更新日:2019年7月1日
平成から令和の時代へ。平成はインターネットなどIT技術が革新的に進歩した時代でもありました。私も平成の始め頃、県の担当チーフとしてソフトピアジャパン構想など、岐阜県の高度情報化プロジェクトに携わったことが懐かしく思い出されます。
知りたい情報はインターネットを通じて、いつでもどこでも手に入れることが出来ます。検索することを意味する「ググる」という新語まで生まれました。人工衛星によるGPSを利用した地図アプリ(※)は、本当に正確・便利で、方向音痴の私としては、出張などで見知らぬ土地に出かけるときには手放せない相棒です。GPSは子どもや高齢者の見守りなどにも利用されています。
リアルタイムで世界とつながるインターネットは、コミュニケーションの場としても活用されています。フェイスブックやツイッター、インスタグラムなど、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)が次々と誕生しました。私も可児市の情報発信に、これらのツールを積極的に活用しています。景色や食べ物など、写真写りの良いことを意味する「インスタ映え」なる言葉も登場。若者を中心に、さまざまな写真をSNS上で公開することが流行し、それを職業にする人まで現れました。今、この「インスタ映え」が、飲食店や観光地などに人を呼び込む、絶大な効果をもたらしています。
この広報かにも、スマートフォン(スマホ)があれば「マチイロ」というアプリで手軽に読むことができます。市からの情報も、インターネットでの発信が多くなりました。地区センターでスマホやパソコン講座を開催している、NPO法人かにぱそこんくらぶ理事長の谷中さんは「講座と聞くと難しく思えるけど、楽しんで学べる場です。スマホなら気軽にインターネットが使えます。今は音声で文字入力が出来て、想像しているよりとても簡単。みんないろんなことにチャレンジして、より豊かな人生にしてほしい」とおっしゃいます。
もちろん、ネット犯罪などの危険性もあり、重要な個人情報の取扱いには十分注意が必要ですが、便利なツールを皆さんにもどんどん使ってほしいと思います。新たな世界が開けますよ。令和という時代は、どんな技術で私たちをワクワクさせてくれるでしょうか?とても楽しみです。
可児市長 冨田成輝
添付ファイル
新たな時代に、SNSで新たなチャレンジを(pdf 379KB)