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ようこそ!市長室へ(04)「英語で子どものコミュニケーション能力アップを!」

更新日:2013年7月1日

英語で子どものコミュニケーション能力アップを!


 子育てに関する課題のひとつにコミュニケーション能力の育成があります。(1)人に伝えたいと思えるものを持つ。(2)人と会話する技術を身に付ける。(3)コミュニケーションの楽しさを知る。これらのことを、幼い時期から教えていくことが大切だと思います。
 なぜ苦労して英語を勉強するのでしょうか。それは、英語というコミュニケーションの道具が、思いも寄らない楽しい未知の世界への扉を、開けてくれるかも知れないからです。可児市では、子どものコミュニケーション能力を高め、楽しさを知ってもらう教育の一環として、今年度から、英語による子どものコミュニケーション能力アップモデル事業を始めました。
 それは、南帷子小学校で始まった「かにっこ英語プログラム」です。小学校英語の専門家清水万里子氏の指導で、子どもたちが普通に英語を聞き・話すことができる環境をつくり、英語によるコミュニケーション力を高めていこうという取り組みです。
 音声付英語絵本などを活用した読み聞かせを6月から始めています。また、7月にはインターネット電話サービスを利用して、オーストラリアのプレンベール小学校と交流するなどの「英語サマースクール」を行います。また、遊び感覚で英語を覚える「英語かるたの作成」なども実施していきます。
 柔軟な聴覚力のある幼い時期こそ、英語を聞き取る力を育てる好機です。とにかく、聞くことができ、会話の楽しさを知り、次第に知識を身に付けていく、そんな活動ができたらと考えています。間違っていても、下手くそでも恥ずかしがらず、物怖じせずコミュニケーションできる楽しさを知って欲しいと思います。
 一方で、外国という全く異なった文化で育った人たちとコミュニケーションをとるためには、知識が必要です。自分や家族のこと、友達や学校のこと、地域、可児市や日本のこと、歴史や文化をもっともっと知らなければなりません。
 そして、自分や周囲に誇りを持ち、愛する気持ちがないと、相手に伝えることができません。可児市の小中学校で学んだ子どもたちには、そんな知識と技術と心をもって育って欲しいと願っています。


可児市長 冨田成輝


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