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ようこそ!市長室へ(13)「可児市発・支えあいづくり ~社会貢献システムとKマネー」

更新日:2014年4月7日

「可児市発・支えあいづくり~社会貢献システムとKマネー」


 東日本大震災から3年が過ぎました。私たちが再確認した「絆」や「支えあい」の大切さは、超高齢社会を迎えるためのキーワードでもあります。ノスタルジーではなく、現在から未来に向かう現実の社会で、新たな支えあいをどのように構築していくのか。可児市オリジナルの試みが、始まろうとしています。市民、事業者、行政が協力して取り組む仕組みづくり「社会貢献システム」です。
 注目点1。絆、支えあいの主役は「人」です。社会貢献ボランティアに参加する市民が多いことは可児市の強みです。その強みを更に拡げる、特に若い世代につなぎ、持続可能な世代間の支えあいとする。そのための仕掛けがポイント制度。キッズクラブや宅老所、移動支援など、公共的なボランティア活動に対して、市民の感謝の気持ちをポイント化する「地域支え愛ポイント制度」です。
 注目点2。地域を支えるボランティア活動をポイント化し、それが同時に地域経済の活性化に寄与する仕組みが「K‐money」。ボランティア活動で貯まったポイントは、市発行の地域通貨・Kマネーに交換して、市内の協力店で使っていただけます。市内でお金を循環させる、地域経済活性化の仕組みです。Kマネーを公共目的に寄附してもいいですよ。
 注目点3。持続可能な仕組みにするための財源確保が大きな課題です。かつてのプレミアム商品券のように、その財源を貴重な税金のみに頼っては限界があり、単発で終わってしまいます。そのためにお願いするのが「社会貢献協力金」です。これは、事業者の皆さんがKマネーを換金する際に、額面額の1%をご負担いただき、この仕組みの財源とさせていただくものです。市民の力をお借りすると同時に、市内事業者の力もお借りするものです。協力事業者さんには、Kマネーにおまけや割引などのプレミアム(付加価値)を付けていただくこともお願いしています。事業者さんのアイデア、知恵で、Kマネーの魅力をどんどん育てていって欲しいと思います。
 KマネーのKは、可児市、貢献、経済、協力、活性化などの頭文字です。多くの市民、事業者の皆さんに、ご参加、ご協力いただき、可児市発の支えあいをつくっていければと願っています。

可児市長 冨田成輝


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