更新日:2026年5月14日
5種混合ワクチンについて
5種混合ワクチンは、ジフテリア・破傷風・百日せき、ポリオ、ヒトインフルエンザ菌感染症(Hib感染症:ヒブ)の5つの感染症を予防するワクチンです。1つのワクチンで5つの感染症を予防でき、高い有効性が報告されています。ポリオや破傷風に対しては99%から100%近い人が十分な抗体を獲得し、百日せきやジフテリアの罹患リスクも80〜95%程度減少します。また、Hibによる髄膜炎などの深刻な侵襲性感染症を減らす効果も極めて高いです。実際に国内でHibワクチンが定期接種化された結果、5歳未満の髄膜炎罹患率が100%減少するなど劇的な効果を発揮しています。
※令和6年4月1日より、4種混合とヒブワクチンが一緒になり5種混合ワクチンとして接種が開始されました。現在接種できるのは5種混合ワクチンのみです。
疾病について(ジフテリア・破傷風・百日せき・ポリオ・Hib)
| ジフテリア |
ジフテリアは菌の毒素により心臓や神経に重大な障害をもたらす感染症で、治療しても死亡率が高い危険な病気です。 飛沫感染で広がり、特に乳幼児や高齢者は重症化しやすく、致死率は最大20%に達することもあります。 国内での発生は稀ですが、免疫の低下や海外渡航などで感染のリスクは今も残っています。 |
| 破傷風 |
破傷風は傷口から菌が侵入して毒素を出し、神経に作用して全身の筋肉の硬直や呼吸困難を引き起こす致死率の高い感染症です。 かつては新生児の感染もありましたが、現在は30代以上の成人が発症するケースが中心となっています。 口が開きにくい、顎が疲れるといった初期症状から始まり、重症化すると命に関わるため注意が必要です。 |
| 百日せき |
百日せきは百日咳菌による感染症で、激しい咳が特徴であり、特に生後間もない乳児は命に関わる危険があります。主に気道の分泌物によってうつるとされ、 咳による窒息やチアノーゼ、肺炎や脳炎などの重篤な合併症を引き起こします。その他けいれんや脳炎を引き起こしてしまう場合もあります。 |
| ポリオ |
ポリオ(急性灰白髄炎)はポリオウイルス感染により手足や呼吸筋に麻痺を生じ、後遺症や死に至ることもある深刻な病気です。 主に感染者の便を介して広がり、麻痺性の急性灰白髄炎を発症した場合には、一般に2~5%のお子さんが亡くなってしまうといわれています。子ども(特に5歳以下)がかかることが多いですが、成人が発症した場合の致死率は15~30%と極めて高くなります。一度麻痺が生じると永続的な後遺症が残るリスクもあり、重症化を防ぐための早期の予防が重要です。 |
| ヒブ |
Hib感染症(ヒトインフルエンザ菌感染症:ヒブ)はヘモフィルスインフルエンザ菌b型が原因で、主に5歳未満の乳幼児が注意すべき病気です。 気道感染から肺炎や髄膜炎などの重篤な疾患へ進展し、3~6%が亡くなってしまうといわれています。髄膜炎では生存した子どもの20%に難聴等の後遺症が残る恐れがあります。 菌を保有していても無症状の場合が多く、知らないうちに周囲へ感染を広げるリスクがあるため注意が必要です。 |
定期接種対象者
・接種日に可児市に住民登録がある
・生後2か月から7歳半(生後90か月)までの者
※生後1か月頃に案内を送付しています。
接種ワクチンと接種方法
沈降精製百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオヘモフィルスb型混合ワクチン(DPT‐IPV‐Hib)を皮下または筋肉内接種
初回:3回
追加:1回
| 1期初回接種(3回) |
20日以上(標準的な接種間隔は20日から56日)の間隔で3回接種 |
| 1期追加接種(1回) |
3回目の接種終了後、6か月以上(標準的な間隔は12か月から18か月未満)
の間隔で1回
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※過去に4種混合ワクチンを接種された(4回の接種が完了していない)方は、5種混合ワクチンで接種を完了してください。
◎予診票を持参し、実施医療機関にて個別接種してください。
>>予診票や実施医療機関一覧についてはこちら
関連リンク
厚生労働省 5種混合ワクチン