更新日:2012年12月28日
『広報かに』に連載中可児のお宝コーナー(市内の文化財の紹介)の記事をウェブ上でご紹介します。
兼山では、毎年7月1日から7日の間に各地区で「光明徧照」(百万遍の町流し)という盆の行事が行われます。子どもたちを中心に青竹につけた行灯、御幣、太鼓・鉦、大きな数珠を持ち、念仏を唱えながら数珠を繰って町を歩きます。数珠についた大きな母球に子どもの頭を当てると、病気をせずに丈夫に育つという言い伝えがあります。
また、7月の下旬(7月23~25日頃)に兼山下町では、「辻念仏」(市重要無形民俗文化財)という行事が行われます。兼山下町の中央と東、西の三カ所の辻で、大きな数珠を繰り回しながら念仏を唱えます。一説には、無縁仏の盆供養のため行われるといわれており、現在まで大切に受け継がれています。
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