更新日:2012年3月6日
『広報かに』に連載中のふるさと再発見コーナー(市内の指定文化財の紹介)の記事をウェブ上でご紹介します。
身隠山古墳
県指定史跡「身隠山古墳」は、4世紀後半に造られた「身隠御嶽古墳」と「身隠白山古墳」の隣接する古墳の総称です。身隠御嶽古墳は元は二段築成の円墳で、下段部は直径36m、上段部は直径19m程度と推定されますが、土が流出して現況をとどめていません。また、身隠山白山古墳も同様に原形が損なわれていますが、築造時の直径は42m、二段(もしくは三段)築成の円墳と推定されています。
写真の四獣形鏡は、明治4年(1871)に身隠山御嶽古墳から出土したと伝わるものです。直径9.8cmの凸面鏡で、裏面に4匹の霊獣が配置されています。このほかにも二つの古墳からは多くの副葬品が出土しています。
二つの古墳は、広見地区の歴史と文化の森にあり、散策しながら古墳を見学することができます。
身隠山白山古墳
身隠山御嶽古墳
市指定重要文化財「四獣形鏡」
案内図