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(文化財紹介7)土田北割田3号墳

更新日:2012年5月2日

 『広報かに』に連載中のふるさと再発見コーナー(市内の指定文化財の紹介)の記事をウェブ上でご紹介します。

土田北割田3号墳

 「市指定史跡 土田北割田3号墳」は土田地区井之鼻にあります。この古墳は土田北割田古墳群の中のひとつで、以前は近辺に3号墳のほかに3基の古墳があったとされていますが、現在は3号墳を残して全て消滅しています。

 3号墳は、以前荒神が祭られており、南側に向かって石室が開口し、葺石を備えていたといいます。現在の墳丘は直径約20m、高さ約4mであり、開口部も土砂で埋まり、埋葬部の構造を知ることは難しくなっています。

 北割田古墳群の築造時期は6~7世紀ごろで、この3号墳も同時期の古墳のひとつと考えられます。可児川流域の群集墳の存在を示す数少ない古墳のひとつとして重要です。

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  • 土田北割田3号墳