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ジェネリック医薬品を利用しましょう

更新日:2021年12月1日

 ジェネリック医薬品ってなに?

 ジェネリック医薬品は後発医薬品といって後から作られた医薬品です。医薬品は何年も研究し、たくさんの検査を行って安全性を確認して開発され、たくさんの費用がかかります。そのため、開発された医薬品は一定期間特許が与えられます。この特許が終了すると、同じ有効成分で同じ効果や効能が期待できる薬を作ることができるようになり、厚生労働省の許可のもと製造・販売を行うことができます。後から作るため、開発コストが抑えられ安価に作ることができます。

 こうして作られた医薬品がジェネリック医薬品です。

ジェネリック医薬品を選ぶとどんな良いことがあるの?

 ジェネリック医薬品を利用する際のポイントを紹介します

  • 最初に開発された医薬品(先発医薬品)と有効成分が同じなので、同等の効果が得られます。
  • 開発コストが少ないため、先発医薬品より安価に購入できます。

 ただし、次のことにも注意が必要です

  • すべての薬にジェネリック医薬品があるわけではありません。
  • ジェネリック医薬品は市販薬ではなく、病院や診療所の医師による処方せんが必要な薬です。
  • 先発医薬品と有効成分は同じですが、他の薬や食べ物などとの飲み合わせが変わってくることがあります。
  • 薬代が下がっても、自己負担額が先発医薬品を利用したときと変わらないこともあります。
  • 医師の判断で先発医薬品が選択された場合は、利用はできません。

ジェネリック医薬品で増加する医療費を抑えられる?

 75歳になると加入する後期高齢者医療制度は、今後団塊の世代の方の加入も始まり保険者数も増えていきます。皆さまが安心して医療を受け続けられ、将来の世代にわたり安定した制度が維持できるよう、皆さま一人ひとりが出来ることとして、低価格で先発医薬品と同等の効果が得られるジェネリック医薬品の使用が求められています。

ジェネリック医薬品希望シールを活用しましょう

 皆さまにお届けした保険証の台紙裏面に「ジェネリック医薬品希望シール」が封入されています。

 保険証に貼ってご利用ください。

ジェネリック希望シールの使い方

医療機関、薬局の皆さまへのお願い

 岐阜県後期高齢者医療広域連合は健康寿命の延伸と医療費の適正化を図るため、第2期データヘルス計画(平成30年度から令和5年度)を策定し、様々な取り組みを進めています。その中でも、後発医薬品の使用促進は医療費の適正化に直接つながる取組として重要であり、当広域連合では令和3年度で80%の達成を目指しております。

 少子高齢化が進む中、高齢者の生活を支える医療制度を安定的に提供していくために、医療費の適正化への取組は不可欠です。この趣旨を踏まえ、後発医薬品の使用促進に向けてご協力をお願いします。