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先輩職員の声 こども発達支援センターくれよん(令和2年度入庁 福祉支援員)

更新日:2021年2月8日
仕事・職場について

 私は児童発達支援事業所「こども発達支援センターくれよん」で通所療育の支援員として働いています。「くれよん」には、0歳から就学前までの、生活に何らかの困り感のある子どもが通っています。主な仕事の内容は、3歳以上児には小グループや個別での療育を行うことや、3歳未満児には親子療育を行うことです。また、本人への支援だけではなく、園を訪問したり、家族支援として保護者の方の子ども理解への支援をしたり、育児への具体的支援を行っています。
療育の中で行うことは、例えば、衣服の着脱などがまだ難しい場合は、「くれよん」や家庭で、最初は大人が援助しながら、少しずつ自分でできるように練習したり、コミュニケーションに苦手さがある場合は、少人数グループや個別での遊びの中で、“友達と遊んで楽しい”と思えるような関わりや言葉かけを工夫しています。  

実際に働いてみて
 私は以前、医療関係の職場で言語聴覚士として子どもと関わっていましたが、療育の現場は初めてで、覚えることが多かったり、自分の専門分野ではない部分も見て行かなければならなかったりするため、大変なことが多くありました。入庁したばかりの時は、職場に慣れることにいっぱいいっぱいなところがあったり、さらに新型コロナウイルスの影響もあって4・5月は休所したりと、日々戸惑うこともありました。しかし、周りの先輩方がとても優しく、気にかけてくださることもあり、色々と教えていただきながら、やってこられたと思います。また、様々な研修や毎回の療育の中で、こどもを見る視点を少しずつですが養うことができ、とても勉強になっています。
 一人一人の子どもによって特性や困っていることが異なるため、どんな支援が良いのか、どんな関わり方や声掛けをすると良いのか、悩み考えながら、日々取り組んでいます。また、子どもだけでなく、保護者の思いに寄り添い、お母さんやお父さん自身がより子どもを理解できるように、支援員としてサポートできたらと思い、仕事に向き合っています。子どもたちの成長を保護者の方と一緒に喜びながら、何よりも子どもが好きである気持ちと、楽しんで療育することを大切にしています。

受験生の皆さんへ
 コロナウイルスの影響がある中での受験で、例年よりも大変なことが多いと思います。この状況に負けず、頑張ってください。みなさんと一緒に働けることを楽しみにしています。