更新日:2020年3月31日
鳩吹山に登ってこそのコースです。
Kルートとは心身のリフレッシュなどができるウオーキング(一部サイクリングも可)コースです。Kルートのモデルコースを実際に体験し、見どころなどの写真や感想を交えKルートの魅力をお伝えします。
今回はモデルコース9を体験してきました。可児川下流域自然公園を出発し、どこか懐かしい田園風景を歩くコースです。コース沿いに鳩吹山への登山口がありますので、登山をすることも可能です。
自然公園を出発し鳩吹山へ
可児川下流域自然公園を出発し国道41号線の方へ向かいます。
地下通路があります。
国道41号線の下を横断し、南東方向へ続く細い道へ入り、突き当りを右折します。この道は道路幅が狭いうえに車の交通量がありますので、十分気を付けながら通行してください。
ここは要注意です。
右折後110メートルほど歩きますと、大脇公民館に到着します。ここは生駒氏3代の居城、土田城が築かれた場所です。土田城は文明年間(1469~1487)頃に土田氏により築かれたと伝えられています。弘治2年(1556)、城主の土田源大夫が明智城において討死した後は、丹羽郡小折城(愛知県江南市)の生駒氏の養子となっていた親重が城主となり、親重亡きあとは親正が城主となりました。親正は信長に仕えると土田城を退去し戦功を重ね、その後秀吉に仕え、讃岐一国を与えられ、丸亀城にあって中老職に任ぜられました。
また、織田信長の生母である土田御前の生誕地ともいわれています。
土田御前の出自には複数の説があります。
土田城址を通過後は、国道41号線の下を通過し南西の方へ進みます。この付近は車のスピードが出ていますので、通行には細心の注意を払う必要があります。
歩車道の境界ブロックはありません。
41号線を通過後左にカーブし、すぐ右折します。右折して数メートル歩くと右手に馬頭観音の表示が見られます。
この馬頭観音は文化10年(1813)、行き交う人馬の安全と供養のために建立されたそうです。
車だと見落としがちです。
ここから1本道を720メートルほど歩くと十字路に着きます。今回は鳩吹山に登るため、右折し真禅寺へ続く坂をあがっていきます。真禅寺は小牧長久手の戦で討死した長可の首が葬られたと伝わる墓所が境内にあります。境内の彼岸桜は、可児市制施行10周年の記念に制定された10本の木の1本であり、春にはこの彼岸桜と周辺の桜がとても綺麗に咲きます。
文永年間(1267~75)に建立。
見事な開花の様子です。
さて、今回は真禅寺の登り口から鳩吹山登山に挑戦します。鳩吹山は標高313.5メートル。山頂まで整備された遊歩道があり、本格的な装備のいらない気軽さが人気を集めています。
登り口は5つ(東から大脇口、カタクリ口、真禅寺口、西山口、石原口)あり、この真禅寺口と大脇口は山頂までの距離も短めで勾配も緩やか、足場もしっかりしてますので大変登りやすいルートになっています。
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鳩吹山の紹介はこちらのページで
どこか懐かしい風景に出会う
さて、鳩吹山を下山後は本来のコースに戻ります。先ほどの十字路まで戻りそこを直進後右折します。
ここで右折します。
ここからは田んぼと山に囲まれた、静かな道が続きます。
心落ち着きます。
この道を480メートルほど直進するとT字路に行き当たりますので、更に西へ進むため左折して右折します。
西へ西へ進みます。
更に620メートルほど進み、右折です。
ゴルフ場を縦断する道です。
580メートルほど歩きゴルフ場の間を通過し、右折してスタート地点まで長閑な道を歩きます。
神秘的な写真が撮れました。
山の紅葉がきれいでした。
小さな橋を渡ると建速神社に到着します。
建速神社は創建時期は不明ですが、寛文8年(1668)5月住吉天王再興の棟札が残っているそうです。
毎年7月に行われる「提灯まつり」は、山車の中心にさした1本の竿に、1年の12ケ月をかたどって12個の赤提灯を上下に並べ、その周辺に1年365日の無事を祈り多数の白提灯を飾り付けます。
柿の橙色が効いています。
提灯まつりの様子。提灯の灯が幻想的に夜空に浮かび上がります。
後は直進すると元の十字路に戻りますので、そこからは来た道と同じ道を通りスタート地点まで帰ります。
モデルコース9「のんびり歴史&自然を堪能する」
スタート地点付近の土田地区は、織田信長の生母である土田御前の生誕地といわれている土田城址や、切通しの馬頭観音など歴史を感じるスポットが、帷子地区は、田んぼと山に囲まれたほっこり空間が魅力のコースです。時を忘れ、のんびり自然を堪能することをお勧めします。
田んぼの変化も楽しみの一つです。
【今回の移動の様子】
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