更新日:2023年10月18日 可児川沿いは野鳥の宝庫。 Kルートとは心身のリフレッシュなどができるウオーキング(一部サイクリングも可)コースです。Kルートのモデルコースを実際に体験し、見どころなどの写真や感想を交えKルートの魅力をお伝えします。 今回はモデルコース4を体験してきました。このコースはふるさと川公園を出発し、可児川沿いを上流に向かって歩く全長6.8キロのコースです。車の通行も少ないため、ゆっくりと野鳥などを観察しながら歩くことができます。 ノルディックウオーキングを体験する 今回はノルディックウオーキングでルートを歩いてきました。 ノルディックウォーキングとはスキーのストックに似たポールを両手に持って、地面をつきながら歩くものです。ひざ痛や腰痛があり歩くことに不安のある方も、ポールを使うことで下半身にかかる負担を軽減できますし、良い姿勢で歩くことができるため、幅ひろい方におすすめできます。また、上半身の筋肉を使うことができるためエクササイズに適しており、通常のウオーキングに比べ消費カロリーを20~30%増やすことができるそうです。 ノルディックウオーキング講習会の受講者や受講者と一緒にウオーキングをする人を対象に、市の健康増進課とKYBスタジアムでポールの貸し出しを行っているそうです。 ふるさと川公園からポールを持って出発。 ノルディックウオーキングを初めて経験しましたが、これは良いと感じました。ポールを持つことで背筋が伸び、腹筋を意識しながら歩くことができます。また、通常のウオーキングより腕を振って歩きますので、肩甲骨付近の筋肉がほんのり熱くなるのを感じました。ということは、肩こりの解消にも良いと思われます。 可児川上流部を歩く さて、ふるさと川公園の西広場を東に出発して、さつき大橋を通過します。 モデルコース5でも紹介しましたが格好いいです。 さつき大橋から300メートル歩きますと、子守大橋につきますが横断に注意してください。 30メートル北に横断歩道があります。 横断歩道を渡った後、可児川沿いの道に戻り上流に向かってぐんぐん歩きます。(この「ぐんぐん」という表現は、ノルディックウオーキングのポールによる加速音を表しています。) (モデルコースとは違いますが)山岸橋で可児川の左岸側に渡り、名鉄広見線の線路の下をくぐります。 ここで身長が概ね2メートルあるか測ることができます。 後は可児川沿いをずっと歩きますが、中恵土公民館の辺りまでは車の通行が多少ありますので注意してください。 天気は曇りで歩きやすかったです。 可児川上流部は見事な桜並木が何ヶ所か見られるため、開花の時期にこのコースを歩くこともお勧めしたいです。 中恵土公民館から500メートルほど東に第一の桜ポイント。 途中、「小豆田の大杉」と呼ばれる立派な杉を見ることができます。 何百年も前から立っていると言われ、昔、可児川で大洪水があったとき、この大杉のふもとに観音様が流れ着き、村人が近くのお寺に安置したという言い伝えがあるそうです。(広見東まちづくり協議会の説明看板より) 迫力があります。 今回はカモやサギを数多く見ることができました。運が良いとカワセミにも出会えるようです。 眠いのか、カモが置物のように動きませんでした。 途中にある普済寺では市指定有形文化財である仏像が安置されています。このお寺は天台宗のお寺で、寺伝によれば延宝七(1679)年に本堂を創建したといいます。本尊は薬師如来で、日光・月光菩薩を脇侍とし、この三体をまとめて「薬師三尊像」と呼び、市の指定となっています。 「薬師三尊像」は見ることはできないため、この石像で我慢します。 寄り道をして八幡神社にも行きました。 普済寺を越えて500メートルほど歩くと、「富さの桜」と呼ばれる地元の故奥村富夫さんが30年前に私費を投じて「そめいよしの」桜の苗を購入し植栽した場所に到着します。富夫さんは亡くなるまで地元に愛される見事な桜並木を維持・管理したそうです。現地には広見東まちづくり協議会が設置した、「富さの桜」についての説明看板があります。 今の時期はこのような感じですが…。 春はとても綺麗です。 帰りは名鉄広見線を利用する ノルディックウォーキングで歩くこと、約3.4キロ。ポールのおかげか、まだまだ体力的に余裕はありましたが、今回は電車で帰ることとしました。 名鉄広見線(新可児駅から御嵩駅間)は利用者の減少に伴い、存続が危ぶまれています。関係市町は「名鉄広見線活性化協議会」を設置し、「乗って残そう、広見線」を合言葉に存続に向けて利用促進と活性化に向けた取り組みをおこなっています。 「乗って残そう、広見線」実践のため、明智駅から電車に乗りました。 車体を赤一色に決めた方のセンスはとても良いと思います。 モデルコース4「可児川沿いで、水辺の清風を満喫する」 川沿いで車の通行も少なく、静かな環境の中楽しめます。四季の移ろいを感じながら日常的なウオーキングに利用するとよいかと思います。物足りない方は化石株のあるもっと上流まで歩いてはいかがでしょうか。 柿が食べたくなるコースでした。 【今回の移動の様子】 画像をクリックすると大きな画像が表示されます