更新日:2020年7月9日
毎年梅雨時になると市内の特定地域において、クロバネキノコバエという小さな虫の発生が確認されています。今年は6月中旬から、市内の広範囲で大量発生しています。
クロバネキノコバエは、時期によって大量に発生することがありますが、人体に直接的な害を及ぼした報告はありません。
特徴
- 体長1~2mmで、黒色や黒褐色。
- 明るい色や光に反応する。
- 気温30℃、湿度70%が最も発生しやすい。
- 幼虫は腐食した植物やキノコなどの菌類をエサとしている。
- 発生源ははっきりしないが、腐葉土は発生源の一つと思われる。
- 羽ばたきの力は弱く、風に流されやすい。
- 家の中に侵入するのは、産卵後に飛び立ったものが入ってくると思われる。
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クロバネキノコバエ(方眼1マス=1mm) |
発生時期、時間帯
梅雨時(6~7月)と9月が発生のピークと考えられています。
早朝から発生し、11時頃には飛び回らなくなることが多いようですが、
その日の気候状況などによっては、午後から夕方に発生することも
あります。
市内で発生が確認されているエリア(令和2年7月9日現在)
姫ケ丘、桜ケ丘、皐ケ丘、松伏、兼山、下切、土田、若葉台、鳩吹台、光陽台、
坂戸、広見、今渡、川合、帷子新町、塩河、桂ケ丘、愛岐ケ丘、矢戸
※可児市環境課で把握している情報のみ
対策
- 発生時間帯は窓を閉め、サッシの隙間を目張りする。
- 発生時間帯は換気扇の使用を控える。
- 網戸や窓枠などに防虫効果のある殺虫剤を噴霧する。
- 窓の外にタープなどを設置し、風の流れを変える。
- 扇風機の風圧で家の中に入れないようにする。
- 死骸は放置すると臭いが出ることがあるので、こまめに掃除をする。
※クロバネキノコバエに関しては不明な点が多く、駆除がむずかしいとされています。
写真は令和2年6月23日の桜ケ丘地区センターの状況です
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近隣自治体の状況
毎年、可児市周辺の自治体においても発生が確認されています。