更新日:2023年3月28日
光化学スモッグとは?
自動車や工場から排出される窒素酸化物や揮発性有機化合物が、太陽の強い紫外線と化学反応し「光化学オキシダント」と呼ばれる物質になります。
この光化学オキシダントの濃度が高くなると、大気中に白いモヤがかかった状態になります。この状態を「光化学スモッグ」と呼んでいます。
光化学スモッグはどんなときに発生するの?
4月から10月にかけての陽射しが強く、気温が高く、風の弱い日に発生しやすくなります。紫外線の弱い冬、夜間、曇りや雨の日には発生しません。
可児市では例年、5月から7月に発生が確認されています。
どんな場所に発生するの?
風とともに汚染物質(窒素酸化物や揮発性有機化合)を含んだ空気が移動するので、特に大きな発生源がなく、二酸化窒素など他の汚染物質の濃度が低い地域でも光化学オキシダントが高濃度となることがあります。
健康への影響は?
光化学オキシダントの濃度が高くなると健康被害(目がチカチカする、のどが痛くなるなど)が発生することがあります。軽症で一過性のものがほとんどですが、子どもや病弱な人は影響を受けやすいので注意が必要です。
光化学オキシダントの濃度が高くなったら?
次の表による注意報以上が発令された場合は、
- 市が防災無線、「すぐメールかに」でお知らせます。
- 市内の幼稚園、保育園、小中学校へ知らせ、屋外での活動の自粛を呼びかけます
光化学スモッグ発令基準(1時間値)
予報
|
注意報
|
緊急警報
|
0.1ppm以上 |
0.12ppm以上 |
0.4ppm以上 |
発令されたらどうしたいいの?
- 屋外での激しい運動や作業は極力控えましょう。
- なるべく窓を閉めましょう。
- 目やのどが痛くなった人は、洗眼やうがいをし、保健所に連絡しましょう。
- 自動車の使用はなるべく控える、若しくは、スピードを控えめにしましょう。
- 呼吸器疾患のある人や、乳幼児は屋外に出ないようにしましょう。
光化学スモッグ発生回数(可茂地区管内)
年度
|
予報
|
注意報
|
緊急警報
|
2021 |
0回
|
0回
|
0回
|
2020 |
0回 |
0回 |
0回 |
2019 |
1回
(5月27日)
|
0回 |
0回 |
2018 |
0回 |
0回 |
0回
|
2017 |
0回 |
0回 |
0回 |
2016 |
1回
(5月24日)
|
0回
|
0回
|
2015 |
1回
(8月8日)
|
0回
|
0回
|
2014 |
1回
(5月30日)
|
0回
|
0回
|
2013 |
0回
|
0回
|
0回
|
2012 |
0回
|
0回
|
0回
|
2011 |
0回
|
0回
|
0回
|
2010 |
0回
|
0回
|
0回
|
2009 |
1回
(5月21日)
|
0回
|
0回
|
2008 |
5回
(5月22日~7月25日)
|
2回
(5月22日、5月23日)
|
0回
|
2007 |
1回
(7月25日)
|
0回
|
0回
|
電子メールの配信
岐阜県内で次の注意報等が発令した際に「すぐメールかに」にて情報を配信します。
すぐメールかにの登録手順は下記リンクをご覧ください。
リンク