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久々利の自然(ナンジャモンジャ)

更新日:2020年5月18日

 ヒトツバタゴ(別名:ナンジャモンジャ)

 モクセイ科の落葉高木で、5月中旬から下旬にかけて白い花を咲かせ、樹冠は雪を被ったように美しい。
 ヒトツバタゴの自生地は、岐阜県東濃地方や愛知県北部と長野県南部など木曽川流域や対馬に隔離分布し、山地の水の流れがある付近の湿地に自生するだけの珍しい貴重な木である。市指定天然記念物のヒトツバタゴは、久々利大萱の織部橋ポケットパークにある。(土岐市、瑞浪市、恵那市などには国の天然記念物に指定されている高木がある。環境省では、絶滅危惧2類に指定している。)

久々利の市指定天然記念物に指定されたヒトツバタゴの写真

 (市指定天然記念物に指定されたヒトツバタゴの写真)

 花は、花冠が深く4つに裂け、一見 離弁花のようだが合弁花である。雌雄両性異株で、雄花だけをつける株と両性花の株からなり、雌花をつける株はない。市内の木の調査では、雄花の株と両性花の株が半々であった。