更新日:2020年9月3日
次郎兵衛塚1号墳
県下最大級の方墳
一辺約30m、高さ約7mの2段築成の方墳です。河原石で覆われた姿はピラミッドを思わせます。この古墳の特徴は3つの横穴式石室があることで、中央の主室の両側に副室があります。7世紀初めの築造と考えられます。県下最大級を誇り、復元整備工事を終えた後、県の史跡に指定されています。
長塚古墳
全長72mと東濃地方では最も大きい前方後円墳であり、国の史跡に指定されています。
平成7~9年の発掘調査で出土した器台や高坏などから、築造は4世紀後半と推定されています。また、後円部の頂上に幅3.4mの墓壙が見つかり、深さ1.7mの所から無傷の状態の粘土槨が発見されました。これは遺体を入れた長さ約6mの木棺を覆っているもので、良好な状態で残っているのは、極めてまれなことです。
また、前方部の頂上の墓壙からは、鏡や多数の玉類が出土しました。近隣の西寺山古墳、野中古墳とあわせて「前波の三ツ塚」と呼ばれています。
熊野古墳
次郎兵衛塚1号墳と同じく横穴式石室の古墳で、玄室部分の天井石は長さ約4.4m、幅約2.8m、厚さ0.5mの1枚の巨大な岩を使用しています。
今日までの風雨により墳丘の土などが流れ、正確な大きさは分かりませんが、直径約31mの円墳であったと推定されています。
古墳時代後期の巨石を使った古墳であり、岐阜県の史跡に指定されています。
羽崎中洞横穴墓
山の斜面に横穴を掘って造られた、古墳時代後期の古墳(横穴墓)です。
全長14.1m、玄室の高さ2.9m、幅4.0mを測り県内最大の規模を誇り、玄室の最奥には掘り残しによる家形石棺が残存しています。現在、、岐阜県の史跡に指定されています。