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明治以前

更新日:2015年1月19日
 今から約950年ほど前、伊勢神宮領の荘園が可児郡に三つありました。その一つが荘園「帷加納(かたびらかのう)」です。その荘園は、伊勢神宮に農産物を奉納する「御厨(みくりや)」として、11世紀前半ごろには帷子(中切)を中心としたものだったようです。
 ところが、荘園帷加納は後に平家領となり、建久3年(1192年)に源頼朝が、荘園小泉御厨(上之郷、御嵩)と共に、妹である京都の貴族一条能保の妻に与えました。
 そして、天正17年(1589年)の太閤検地により荘園は姿を消します。
 その後、帷子地区は、慶長17年(1612年)尾張藩領となり、明治4年(1871年)の廃藩置県により、岐阜県になりました。