更新日:2025年10月29日
令和8年4月1日の道路交通法改正により、16歳以上の方を対象に、自転車の交通違反に対しても自動車やバイクと同様に「交通反則通告制度(青切符)」が適用されます。市民の皆さまに安全に自転車をご利用いただくため、制度の概要と注意点についてお知らせします。
1. 青切符制度とは
比較的軽微な交通違反について、反則金を納付することで刑事罰(前科)を免れることができる制度です。これまでは自転車の交通違反は全て刑事手続きの対象でしたが、今後は悪質性や危険性の程度に応じて、青切符または赤切符(刑事罰)が適用されます。
2. 対象となる違反行為と反則金(例)
主な違反行為と反則金は以下の通りです。
・スマートフォン・携帯電話の使用(ながら運転):12,000円
・信号無視:6,000円
・車道の右側通行:6,000円
・一時不停止:5,000円
・通行禁止違反:5,000円
3. 青切符交付の流れ
交通違反:警察官が違反を確認
青切符の交付:反則行為である旨の告知と、反則金納付書を交付
反則金の納付:指定された金融機関で反則金を支払う(納付期限は交付日から原則8日以内)
手続き終了:反則金を納付すれば、刑事手続きは行われません。
※反則金を納付しなかった場合は、刑事手続きに移行します。
4. 悪質な違反はこれまで通り「赤切符」の対象
酒酔い運転や救護義務違反などの特に悪質な違反は、これまで通り「赤切符」の対象となり、刑事罰が科されます。
5. 交通安全へのご協力をお願いします
青切符制度は、近年増加する自転車による危険な運転や事故を減らすことが目的です。市民の皆さまの安全を守るため、日頃から以下の「自転車安全利用五則」を守り、交通ルールを遵守して自転車を利用しましょう。
・車道が原則、左側を通行。歩道は例外、歩行者優先
・交差点では信号と一時停止を守って、安全確認
・夜間はライトを点灯
・飲酒運転は禁止
・ヘルメットを着用
自転車の交通違反に青切符を導入(pdf 817KB)
自転車安全利用五則(pdf 344KB)