更新日:2021年1月29日
地震の時間割
地震が発生したら、時間経過ごとにそれぞれ次のように行動しましょう。
また、地震が起きたらどう行動するか家族でシュミレーションをし、必要な物の確認、安否確認の方法、集合場所などを話し合いましょう。
激しい揺れがおさまるまで = 命を守る時間
激しい揺れの時は思うように行動できません。
揺れがおさまるまでは、まず落ち着いて、身の安全の確保に全力を尽くしましょう。
屋内では…
丈夫な机の下などにもぐって、頭や体を保護します。
冷蔵庫・食器棚・本棚・仏壇・商品棚など、背が高く倒れてきそうなものからはできるだけ離れましょう。
屋外では…
手荷物で頭を保護しながら、ガラスや看板から離れ、広場に移動します。
エレベーターの中では…
すべての階のボタンを押し、停止した階で降ります。
運転中は…
揺れを感じても、急ブレーキを踏まずゆっくり停止し、カーラジオなどで情報を収集しましょう。
揺れがおさまってから1分間 = 家族を守る時間
揺れがおさまったら、家族を守るため、速やかに次のような行動を取りましょう。
- 火の始末
調理器具や暖房器具など火種を確実に消し、ガスの元栓を閉め、ブレーカーを落とします。
火災が発生したら大声で「火事だ!」と叫び、隣近所にも協力を求め、初期消火を行います。
- 家族の確認
お互いに名前を呼び所在を明確にするとともに、家族が無事かどうか確認します。
- 靴を履く
地震後は家財が散乱し、危険です。屋内でも靴をはいて行動します。
- 出口の確保
余震で建物がゆがみ、出入口が開かなくなることがあります。
安全に脱出できる出口を確保します。
避難する時は
家での生活が困難で避難するときは、非常用持出品を持ち、行動しやすい服装で家族みんなで避難します。
家を空けるときはブレーカーを落としましょう。落下物によりスイッチが入り、火災になったケースもあります。
外に逃げる時は、あわてて飛び出さず、落下物等がないか十分確認してから外に出ます。
外に出たら、落下物や倒壊の危険性のない広場などに一時避難します。
避難には、車の使用を控えます。
地震発生から15分 = まちを守る時間
家族の安全を確保したら、まちを守るため次の活動を行ないます。
- 火の始末を隣近所に呼びかけ
火の始末を隣近所に呼びかけます。火種を確実に消し、ガスの元栓・電気のブレーカーを落とすよう呼びかけます。
隣近所で出火した場合には、初期消火に協力します。
- 災害時要援護者の安全確保
災害時要援護者とは、災害時に自分の生命・安全を守ることが難しく、何らかの支援を必要としている人たちを指します。
災害時要援護者を安全に避難させるポイントは、下の添付ファイル「災害時要援護者を支援しよう」よりご確認ください。
- 要救助者の救出
倒壊等による下敷きなど、要救助者がいる場合には、協力して救助を行います。
ケガ人が発生した場合には、協力して応急手当を行います。
- 情報の収集
ラジオ・防災無線など、地震情報を収集します。また、地域の被害情報を収集し、対策活動を行なう市などに情報提供します。
安否確認などの電話の使用はなるべく控えます。
- 集団で安全に避難
地域の一時避難所などに、できるだけ安全なルートで集団避難します。 避難には、車の使用はなるべく控えます。
余震には十分注意しましょう。
地震発生から15分から12時間 = 被害の拡大を防ぐ時間
消火活動やけが人の救出・搬送など、地域で助け合って、被害の拡大を防ぎます。
また、避難の指示に備えます。
!!! お願いします !!!
電話の使用は控えてください
重要な情報の収集・伝達に支障をきたす恐れがあります。
車の使用は控えてください
救急車・消防車などの緊急車両の通行に支障をきたす恐れがあります。
迅速な救助活動のためにもご協力をお願いします。
余震には十分注意しましょう。
地震発生から12時間以降 = 生活を守る時間
外出している家族の安否を確認します。
公的機関による応急活動が始まるまで、備蓄物資でとりあえずの衣食住をしのぎます。
電気・ガスが復旧しても、宅内で断線や配管が破損している可能性があります。
そのままブレーカーを入れたり、使用すると火災の危険があります。
必ず業者の点検を受けてから使用を開始しましょう。
地震発生から3日以降 = 生活を立て直す時間
公的機関による応急活動や復旧活動が本格化するころです。
復興に向けて取り組みます。
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