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主な収蔵資料の紹介

更新日:2021年2月14日

縄文時代

竪穴式住居模型の写真縄文土器の写真

 可児市の川合地区には、縄文時代の遺跡も見つかっています。川合考古資料館では、縄文時代の人々のくらしの様子をうかがい知ることができる竪穴式住居模型の展示のほか、出土した縄文土器も展示しています。縄文土器には、地域によって文様が異なったものが作られていました。可児市には、現在の東海地方でよく見られる縄文土器のほか、国内の他の地域の特徴をもった縄文土器も見つかっています。このことから、縄文時代からこの辺りに住んでいた人々は、他の地域との交流があったことがわかります。



古墳時代

鳥つまみ蓋付須恵器の写真

鳥つまみ蓋付須恵器
古墳時代(6世紀初め)

 宮之脇11号墳(可児市川合)から円筒埴輪とともに出土し、脚付の壷に4つの小壷がついています。親壷と小壷の蓋には、羽を広げた様子を表現した水鳥がついています。さらに、親壷には3段の鳥が乗っています。尾張や美濃地方では、鳥のつまみを蓋にあしらった須恵器が地域的な特徴とされている中、この可児市で見つかった鳥つまみ蓋付須恵器は、その中でも最大で最古のものとされ、可児市の宝物のひとつです。