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市長の部屋から(13)「自然と人との共生モニュメント」

更新日:2012年5月2日

自然と人との共生モニュメント


 平成22年7月15日、集中豪雨により可児川が氾濫し、土田地内で1人の尊い命が失われ、2人が現在でも行方不明となっています。さかのぼること平成11年9月にも、久々利川で1人の若い女性が、濁流に飲み込まれ、未来ある命が失われました。
 これらの尊い生命を失ったことを無駄にしない、それが、私たちの使命です。そのためには、過去の悲劇をしっかりと記憶に留め、将来に引き継いでいかなければなりません。
 自然は、時として私たちに過酷な災害をもたらします。しかし、それを超える大きな恵みを与え続けてくれます。私たち可児市民は、ここに改めて、自然に対する畏怖と敬愛の念を、未来永劫にわたって伝えていくことを誓いたいと思います。
 本市在住の世界的な彫刻家・神戸峰男氏も、集中豪雨による災害を目の当たりにし、自然と人間に対する鎮魂の思いを込めてブロンズ像「丘」を制作されました。このブロンズ像を、自然と人との共生モニュメントとして、土田地内に建立したい旨を申し出たところ、快諾いただきました。「丘」は横たわる女性の像で、自然と人間との共生の大切さを表現しています。
 モニュメントの建立にあたり、広く市民の皆さんから寄附を募りたいと思います。これは、このモニュメントを市民全体で共有したいという思いからです。一人でも多くの方々のご協力ご署名をお待ちしています。


  • ブロンズ像「丘」の画像

ブロンズ像「丘」


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