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市長の部屋から(08)「創造都市 可児」へ

更新日:2012年1月26日

「創造都市 可児」へ


 先日、可児陶芸協会の設立記念講演がアーラで開催されました。
 そのメインテーマの一つに、国宝茶わんの「卯うの花はな墻がき」がありました。これは我が国に二つしかない国産の国宝茶わんの一つで、可児で生まれたものです。桃山時代には久々利の大萱・大平で瀬戸黒、黄瀬戸、志野、織部など日本を代表する茶陶の名品が数多く生み出されました。「桃山陶」と総称される当時の最先端の文化・芸術の聖地は可児だったのです。世界に誇るこの文化・芸術はこれからも市民が誇りとし、次世代にしっかりと引き継がなければなりません。
 さて、市内には「文化創造センター・アーラ」があります。ここでは、文化・芸術を東京発でなく、地方から創造、発信することに、市民の皆さんと取り組んでいます。9月には、俳優の平幹二朗氏が1カ月間市内に滞在し、「エレジー」という作品を制作、アーラで公演後、全国で公演しました。
 「近き者慶べば遠き者来る」と論語にあります。これからも市民の皆さんが集い、学び、楽しんで、可児市の素晴らしさを発信してください。こういった活動が、交流人口、定住人口の増加、市の発展に結びつきます。ぜひ、「創造都市 可児」を一緒に創っていきましょう。


  • 市内で稽古し、公演する「エレジー」の画像

市内で稽古し、公演する「エレジー」


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