更新日:2021年2月9日
可児市景観計画を改訂しました(令和8年3月)
可児市は平成21年4月1日より市全域を景観計画区域にとした「可児市景観計画・景観条例」を施行しました。計画策定から15年が経過し、景観行政を取り巻く状況や市民ニーズの変化等に対応するため、令和6年度に景観計画の改定に向けた市民意識調査を実施。この調査で整理した現状と課題を踏まえ、現状に即した計画とするため、令和8年3月末に計画を改訂しました。 改訂にあたっては、基本理念は継続しつつ、新たな課題に対する市の方針の追加や、現在の状況に合わせた時点修正を行っています。
太陽光発電設備・空家等対策についての方針を追加
太陽光発電施設の設置における景観保全について
・「可児市太陽光発電事業と地域との調和に関する条例」における景観の保全に関する事項記載
・本市の景観面での課題抽出と、国や県の動向を注視し他部局と連携による保全のあり方を検討
空家等の増加に伴う景観保全
・「可児市空家等の適切な管理に関する条例」による空き家対策記載
・空家等の利活用促進につながるよう、市民・事業者・行政の協働による景観まちづくりを推進
可児市景観計画について
市全域を景観計画区域に設定。
景観特性に応じて景観計画区域を3区分(自然・文化的景観、街の景観、 活動の景観)し、区分ごとに景観まちづくりの基本目標及び方針を定めました。
地域の景観形成に大きな影響を及ぼす建築行為等に対して届出制度を導入し、行為に対する基準を設け、規制誘導を図ります。
地域の景観資源である公共施設や建造物、樹木の整備、保全を図ります。
地域特性を生かした景観まちづくり推進のために「景観形成重点地区」の指定をはじめ各種施策を推進します。
景観計画の目指すもの
本市の「景観計画」は、観光地をつくる計画ではありません。また、景勝地や歴史的な町並みのみを対象とした計画でもありません。
「景観計画」は、本市がどのような景観像を持って「まちづくり」を進めていくのかを考えていくことです。
計画では、本市に暮らす人々の生活が、より豊かなものとなるように、『こころの景観』に重点を置き、市民が住みやすさを実感でき、住み続けたいと思えるような「景観まちづくり」を進める計画を目指します。
『こころの景観』とは・・・
日々の暮らしの中で、人々が驚き、発見し、豊かな心を育み、自分たちが自由に行動・表現し、いつまでも大切にしたいと思える「心に残る景観」と考えます。
気づくことが大切
市民が誇りや愛着を持てる「景観まちづくり」を進めるためには、本市の景観資源、
あるいは地域や身の回りの景観資源に気づくことが大切。
日常の暮らしの中での景観が大切
守り、育てる景観は必ずしも立派なものではないかもしれません。
暮らしの中で培われてきたちょっとしたものや、何気ないものの中に、味わい深く、
大切なものがあることがあります。
地域や個人で考えることが大切
地域の祭りや街並みなどは、人と人との結びつきによって育まれてきたものです。
一人ひとりが快適で暮らしやすいまちにしたいという想いを、育て、考えて
いくことが大切です。
引き継いでいくことが大切
今ある景色は新しいものから長い時間をかけたものまでさまざまです。
この良い景観を子供たちや、孫、その次の世代へ引継ぎ、悪くなった景観は補修し、
創っていくことが必要です。
景観計画の区域及び良好な景観形成に関する方針
本計画では、対象とする区域(景観計画区域)を可児市全域とし、景観特性や地域特性などから特徴的な区域に分類し、各区域の基本方針を定めました。
テーマ
「暮らしが輝く共生都市を目指して」
~守り 育み 創造する 景観まちづくり~
基本目標
ふる里の原風景を守り、育み、受け継いでいこう
豊かな緑の風景、川の風景、歴史的・文化的風景などは、本市の大切な財産です。
これらの原風景を大切に守り、育み、後世に受け継いでいきましょう。
いきいきとした生活文化が感じられる街の景観を創っていこう
それぞれの街には、人々の営みや生活の積み重ねが感じられます。
賑わいと活気を呼び起こす市街地景観を創造していきましょう。
市民、事業者、行政が協働して新たな「ふるさと可児」の景観まちづくりに取り組んでいこう
市民・事業者・行政が役割を担い、誰もが「ふるさと可児」を実感できるよう、
本市の「景観まちづくり」に取り組んでいきましょう。
景観形成重点地区の指定
市内には特に重点的に良好な景観の形成を図る必要がある地区(景観形成重点地区の候補地)が数多く存在しています。これらの中で、早急にきめ細かいルールを定める必要がある地区、または住民の「景観まちづくり」に対する意識が高い地区については、順次、景観形成重点地区の指定に向けて取り組んでいきます。
- 特徴的な歴史的景観や祭り、風習が残っている地域
- 地域で「景観まちづくり」が進んでいる、あるいは進めようとしている地域
- 多くの市民に親しまれる、または利用者が多い地域
- 洞や田園などの生活文化的な景観が残っている地域
- 特徴的な自然景観が残っている地域
平成24年7月1日、元久々利地区を市内初の景観形成重点地区に指定しました。こちらも併せてご覧ください。
『心地良い暮らしと歴史・文化が感じられるまち 元久々利』をテーマに、現在の元久々利地区が心地良く快適に暮らせるよう、また、将来にわたって子や孫たちに誇りの持てるふるさととなるよう、歴史や文化が感じられる魅力のあるまちづくりを目指していきます。
景観重要建造物および景観重要樹木の指定方針
良好な景観の形成に重要なもので、道路や公共の場所から望見することができ、次のいずれかに該当するものについて、所有者の意見を聞きながら、順次、景観重要建造物及び景観重要樹木に指定していきます。
景観重要建造物
- 市民に親しまれ、シンボル的存在となっているもの
- 美しい形や優れた技術が見られるもの
- 再び造ることができないもの
景観重要樹木
- 市民に親しまれ、シンボル的存在となっている樹木
- 優れた樹形のもの
- 自然の偉大さを教えるとともに安らぎを与える樹木
- 寺社林や地域の骨格となる樹林などを構成する樹木
景観重要公共施設の整備に関する事項
市民に親しまれ、また景観形成上、大きな影響を与えると考えられる公共施設について、公共施設管理者と協議し、景観重要公共施設に指定していくことを検討します。
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