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(文化財紹介4)大森皿屋敷古墳

更新日:2012年2月24日

 『広報かに』に連載中のふるさと再発見コーナー(市内の指定文化財の紹介)の記事をウェブ上でご紹介します。

大森皿屋敷古墳

 「県指定史跡 大森皿屋敷古墳」は大森台団地の丘陵斜面にあります。10以上のお墓が並んだ「横穴墓(おうけつぼ)」といわれる古墳で、サバ石と呼ばれる凝灰質砂岩(ぎょうかいしつさがん)を洞穴状に掘り込んで造られています。


 古墳の正確な築造年代は不明ですが、古墳時代の後半(6~7世紀)に造られた群集墳の一つです。現在はそのほとんどが原形をとどめていませんが、外から大小の穴が開いている様子を見ることができます。


 この古墳は明治時代に実地調査されており、明治34年(1901)に出版された『東京人類学会雑誌』には、土器片を発見したことや、明治初年に村人が土器と大刀を発見したことなどが報告されています。

県指定史跡 大森皿屋敷古墳

  • 県指定史跡大森皿屋敷古墳

案内図

  • 案内図の画像