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地震の基礎知識

更新日:2021年1月29日

地震には、東海地震・東南海地震などの「海洋型地震」と阪神淡路大震災など内陸部の活断層を原因とする「内陸直下型地震」があります。

海洋型地震

 日本には、4つのプレート(太平洋、フィリピン海、ユーラシア、北米)があり、その境界部分で地殻の沈み込みが発生しています。
 この沈み込みにより地殻にひずみが生まれ、そのエネルギーが蓄積、これがある極限に達すると元に戻ろうとする力が急激に働き、地震が発生します。

海洋型地震の特徴

  • 一定の周期性を持つ(東海地震は150年)
  • 震源域が深く、揺れる時間が長い。(1~2分)
  • 被害が広範囲に及ぶ(津波の発生など)

内陸直下型地震

 岐阜県を中心とする中央日本の地域には、「最近の地質時代に活動した証拠があり、今後も繰り返し大地震を発生させる可能性があると判断される断層」つまり、活断層が多数分布しています。
 この活断層は、プレートに蓄積されたひずみのエネルギーが、プレート内部で破壊を引き起こすことで内陸直下型の地震が発生します。(1891年の濃尾地震は、根尾谷断層の活動によって生じたものです。

直下型地震の特徴

  • 一定の周期性を持たない
  • 震源域が浅く、揺れる時間は比較的短い
  • 被害範囲は狭く、局地的

震度階級

震度の階級は、次の10段階に分けられています。

震度0 人は揺れを感じないが、地震計に記録される。
震度1 屋内にいる一部の人が、わずかな揺れを感じる。
震度2 屋内にいる多くの人が揺れを感じ、電灯などがわずかに揺れる。
震度3 屋内にいるほとんどの人か揺れを感じ、棚の食器類が音を立てることがある。
震度4 かなりの恐怖感がある。食器類が音を立て、眠っている人のほとんどが目を覚ます。
震度5弱 食器類や本が落ちたり、窓ガラスが割れることがある。
震度5強 非常に恐怖を感じる。テレビが台から落ちたり、補強されていないブロック塀の多くは崩れることがある。
震度6弱 家具などが転倒し、窓ガラスなどは破損し落下する。
震度6強 立っていることができず、這わないと動くことができない。耐震性の低い木造住宅では、倒壊するものが多い。
震度7 揺れに翻弄され、自分の意志で行動できない。耐震性の高い建物でも傾いたり大きく倒壊するものがある。