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主な収蔵資料の紹介

更新日:2018年8月1日

豊蔵作品

収蔵資料紹介(1)

志野筍絵茶碗 銘 随縁
昭和36年 豊蔵作

 豊蔵の代名詞ともいえる志野作品。豊蔵作品の中でも、格別に緋色の美しい作品。志野釉の白さと緋色のコントラストが絶妙です。志野の筍絵陶片を発見したことから、豊蔵の大切なモチーフとなった筍が描かれ、妻への贈物とした逸品。



収蔵資料紹介(2)

瀬戸黒金彩木葉文茶碗
昭和40年 豊蔵作

 志野と並ぶ豊蔵の代名詞のひとつである瀬戸黒作品。漆黒色を呈す、桃山期の瀬戸黒の技術を現代に甦らせ、なおかつ金泥で加飾して華やかさを醸した、豊蔵オリジナルの作品。妻への贈物とした小振りな茶碗です。お見逃しなく。



収蔵資料紹介(3)

紅白梅図茶碗
昭和年代 豊蔵作

 食器製作を主体に、多治見に開窯した連房式登窯『水月窯』で制作した茶碗。本作は、国宝・紅白梅図屏風の所蔵者であるMOA美術館(静岡県熱海市)から依頼されたもの。正面には紅梅を、裏面には白梅を描いています。咲きほこる梅樹の光景が目に浮かぶようです。



豊蔵書画

収蔵資料紹介(4)

大萱牟田洞古窯発掘図
昭和41年 豊蔵筆

 昭和5年4月11日、可児市久々利大萱の牟田洞古窯跡で、豊蔵によって志野の筍絵陶片が発見されました。志野などの桃山陶は、瀬戸で生産されたと言われてきましたが、この発見で美濃での生産と判明しました。この発見直後から豊蔵による陶片採取が行われ、本作はその風景を後年述懐して自ら描いたものです。



収蔵資料紹介(5)

渓流藤花に戯れる沢蟹図
昭和18年頃 豊蔵筆

 豊蔵の陶房内を流れる小川は、豊蔵の暮らしに欠かせないものでした。そこには、沢蟹が棲みつき、豊蔵の心を楽しませていたようです。本画は、敷地内に設けられた藤棚から川面に落ちた藤花を、沢蟹が掴もうとしている構図です。豊蔵のゆったりした文人的な生活ぶりが垣間見れるのではないでしょうか。



蒐集資料

収蔵資料紹介(6)

灰釉狛犬 1体
鎌倉時代

 昭和10年代に入手した陶製狛犬の吽形です。両前脚を真直ぐに伸ばした肢体には、鎌倉時代の特徴が出ています。眼光鋭い顔に類似した陶片が、瀬戸古窯(鶯窯)から出土しています。豊蔵の愛蔵した品のひとつです。



収蔵資料紹介(7)

総織部菖蒲文皿
桃山時代

 緑釉を総掛けした織部皿。器形は中国陶磁の華南三彩を彷彿とさせます。見込み全面に菖蒲絵を刻し、鍔には青海波文と4か所の窓には花を刻しています。輪花状の口縁をもち、薄作りで瀟洒な皿です。「この手の名品」との、豊蔵の箱書が添っています。



収蔵資料紹介(8)

双狗図 俵屋宗達絵
桃山時代

 桃山時代の画家・俵屋宗達画で、二匹の子犬がお互いにもたれ合いながら、くつろぐ様子を描いています。豊蔵は桃山文化に憧れ、宗達や本阿弥光悦を敬愛していたと言います。この一幅の入手は豊蔵の念願だったのかもしれません。



収蔵資料紹介(9)

大萱牟田洞古窯跡出土の陶片
桃山時代

 志野などの桃山陶は、豊蔵が可児市久々利大萱の牟田洞古窯跡から志野の陶片を見つけたことで、制作地が美濃であることが判明したやきものです。これらは、豊蔵が牟田洞古窯跡から採取した陶片で、約400年前から伝世した名碗と同様の絵文様が描かれており、伝世した品の製作場所が特定できる資料として重要です。それと同時に、陶土や釉薬という素材の情報を今に伝えてくれる貴重なものです。豊蔵自身もこれらの陶片を再現の手掛かりとし、大切にしていました。


 ※なお、上記の作品は、常設展示ではございません。ご了承ください。